追跡AtoZ

NHK総合の番組「追跡AtoZ」にて、エレベーター事故について取り上げられていた。
番組内容を要約してみよう。
最近エレベーターの不備による事故が多発している。原因究明のため、警察による捜査が行われるものの、法律による様々な制約があり、刑事責任を追及するのが困難になっているようだ。また、地方自治体など独自の団体が調査するという動きが出てきているものの、法的な拘束力がないことが多い。例えば、原因究明のために、実際に事故を起こしたモーターをはじめとした駆動部分、ブレーキ機具が使えず、類似したものを使用して原因究明をせざるを得ない現状がある。
外国では、独立した省庁を持ち、警察だけでなく、第三者の機関による調査も行われている。例えば、イギリスでは安全衛生庁(HSE)*1を設置し、様々な事故の調査が行われている。
日本でも独自の調査機関が設置すべきだという動きが出てきている。しかし、まだ時間がかかりそうだ。また、法律の整備も進めていかなくてはならない。
// ここから感想 //
エレベーターの事故の話題ということで、この番組を見ていました。エレベーターの不備の原因についてよりも、刑事責任を追及するための法律、現状が中心でした。そのため普段とは違った視点で見れたのがよかったです。日本では原因究明するための法律があまり整備されていないことに驚きました。よく考えてみれば、原因が不明な事故が多いのはそのためかもしれません。なぜ事故が起きたのかを明らかにし、再発防止策をいち早くとれるように、一刻も早く法律の整備が必要だと思いました。
今後もエレベーター・エスカレーターの話題があったら、ブログの記事として書いていくつもりです。